(1)知識の学習は現在の受験社会にとって、主流な学習方法である。しかし、単に結果としての知識を取り入れるだけでは様々な問題点が挙げられるだろう。知識の授業は確かに詰め込みである。私は知識の詰め込みは利点と欠点があると考える。利点としては知識を多く記憶できることである。今日の受験社会において知識を多く取り入れることはとても重要なことであり試験の点数を画一的につけやすい。しかし、知識の詰め込みは物事の過程や根拠が理解されていないため、取り入れた知識の維持が困難である。これは学習という行為の本質を大きく見誤っていると同時に、学習者にとってもほとんどプラスになる事がない、非常に重大な欠点であると考える。そうならないためには、授業内において、自分で様々な考え、仮説をもたせ、また他人の意見も情報として取り入れ、検討させる必要がある。これは基礎を学ぶ小学生の頃から実施することが大切であろう。他方、知識の学習は面白くないという考えについて、単に知識のみを学ぶということは、学習者の好奇心を無視するということになり、学習意欲を維持することが困難と考える。どんなに新しい単元に進んだとしても、暗記することが中...