●課題3 青年期の不適応行動の主なものを説明し、それぞれ原因と考えられる要因についてわかりやすく解説しなさい。
教育心理学
まず最初に青年期の不適応行動としては、主に非行、登校拒否の2つを挙がることができる。以下では、それらについて詳しく見ていきたい。
まず、「非行」についてだが、これは、未成年がある社会における「非道徳的・反社会的」とみなされる行為を言う。少年の虞犯傾向については、保護者の正当な監督に服さない性癖があること、正当な理由がなく家庭に寄り付かないこと、自己または他人の特性を害する行為をする性癖があることの4つが挙げられる。そして、具体的な非行行為には「窃盗、無断外泊、不順異性行為、薬物乱用、飲酒、喧嘩。怠学といった行動」として表れる。そして、非行の原因としては、「遺伝的要因と環境的要因」との両面が考えられている。まず、遺伝的な要因から述べると、先天的に激怒しやすい傾向をもつ人間であったり、あるいは精神病や精神発達遅滞などを持っている場合に、非行に繋がりやすくなると考えられている。特に、反社会性精神病質といわれる、性格のゆがみについては、再犯予測因子とみなさ...