R0115_漢文学_試験

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    白居易について述べてください。
    ※試験対策用の6題です。2009年度問題、合格済み。それぞれ500~700字程度です。
    なお「司馬遷の生涯か、『史記』の内容か、どちらか一方に絞ってのべてください。」については、「『史記』について述べてください。」と同様の内容になると判断しました。ご参考ください。
     
    白居易は、中唐の詩人であり、字は楽天。29歳で科挙の進士科に合格し、35歳でチュウ厔県の尉になる。その後は官職を歴任し、刑部尚書の官をもって71歳で致仕。74歳のとき自らの詩文集『白氏文集』75巻を完成させ、75歳で生涯を閉じる。
    白居易は多作な詩人であり、現存する文集は71巻、詩と文の総数は約3800首と唐代の詩人の中で最多を誇り、詩の内容も多彩である。若い頃は「新楽府運動」を展開し、社会や政治の実相を批判する「諷喩詩」を多作したが、江州司馬左遷後は、諷喩詩はほとんど作られなくなり、日常のささやかな喜びを主題とする「閑適詩」の制作に重点がうつるようになる。このほかに無二の親友とされる元稹や劉禹錫との応酬詩や「長恨歌」「琵琶行」の感傷詩も名高い。
    白居易の詩は中国国内のみならず、日本や朝鮮...

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