S0101教育原論_第2設題 合格済レポート

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    資料紹介

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    設 題
    ジョン・ロックにおける子供の教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。
     ジョン・ロックの生きた1632~1704年のイギリスは、ピューリタン革命、名誉革命を経験し、ヨーロッパの先陣を切って市民革命を成し遂げつつあった時代であった。ロックはこうした時代の潮流に敏感に反応し、政治の分野では『政府二論』によって名誉革命を理論的に基礎づけ市民革命を擁護するとともに『人間知性論』によって、帰納法にもとづいて自然科学の方法を認識論的に基礎づけた。市民革命と科学革命の成果を理論化したロックはまた教育論においても、当時の市民階級にふさわしい紳士教育論を展開し、一方では子供は経験により観念が書き込まれる「タブラ・ラーサ(白紙)」であるとの白紙説を唱えた。生得的な性質を重視しないロックの人間観からは、教育さえすれば子供を立派な人間にすることができるという楽観主義的教育観が導き出される。一方でロックは「人々の顔や身体の外形上の特徴に相違があるのと同様に、精神の構造や気質にも相違がある」など、多くの生得性もしくは先天性も認めている。それは我々が白紙という言葉からうける印象とはまったく異なるものであ...

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