子育てにおいて、夫婦は夫として母としてどのような親になるべきなのか。また、子どもが見る親とはなにかを考察しようと思う。
子育て期の夫婦において家事・育児の分担はかなり重要である。夫婦が共働きで専門職を志向している場合、結婚年齢や出産時期が遅く、出産期に仕事上の責任が増加してしまい、家事・育児の仕事量が夫婦の分担能力を上回ることで、家族の危機要因になることは少なくない。しかし、
子育てをする夫婦の役割
子育て期の夫婦において家事・育児の分担はかなり重要である。夫婦が共働きで専門職を志向している場合、結婚年齢や出産時期が遅く、出産期に仕事上の責任が増加してしまい、家事・育児の仕事量が夫婦の分担能力を上回ることで、家族の危機要因になることは少なくない。しかし、夫婦の課題はこの子育ての分担量だけではない。
精神的に安定してくる子どもと、育児の慣れで次第に時間が空いてくると、妻は自分のあり方を模索し、就労あるいはその他の社会的活動を始める。この時に夫婦の伴侶性が保たれていないと、夫は地位の向上と経済的余裕による慢心から、妻は社会に出て接する異性に夫とは異なる魅力を発見する...