目的
電気伝導度の測定法を習得し、KCl溶液の電気伝導度が濃度によりどのように変化するかを知る。
電気伝導度の測定から、酢酸の解離定数を求めた。
実験方法
実験装置
電気伝導度の測定にはKohlrausch Bridgeを用いた。
組成が変化しないように電源は交流
C:伝導度測定セル
CRT:オシロスコープ
OSC:低周波交流発振器
RS: 標準抵抗
Ra,Rb:可変抵抗
上の図のように装置を組み立て恒温層のスイッチを入れ25℃に達するのを待った。
セルの定数の測定
(1)特級塩化カリウムを秤量瓶に1.8657g採取した。
KCl水溶液250mlをメスフラスコで調整し、この溶液の抵抗を測定した。
強電解質の伝導度測定
(2)KCl水溶液を正確に2倍、10倍、20倍、50倍、100倍に希釈したものを、100mlメスフラスコで調整した
抵抗を測定し当量伝導率を求めた。
弱電解質の伝導度測定
(3)酢酸を約0.14ml採取し、酢酸水溶液250mlをメスフラスコで調整した。
調整した溶液の抵抗を測定し、更に2倍、5倍、10倍、20倍、100倍に希釈したものについても、抵抗を測定し当量伝導率を求...