ここで明らかなのは、離婚が引き金となった負の連鎖に陥っていることである。母親が幼い子どもを抱えて希望の職に就くことは、今の社会情勢では非常に困難である。また、イライラして仕方ないのは、
社会福祉援助技術演習④
課題 「次のような相談者に対し、援助技術の原則をふまえ、どのように対応しますか」
1歳と3歳の子どもを持つ若い母親が、児童家庭相談センターに子どもを連れてやってきた。相談員に「子どもがかわいくないので、これ以上、子育てはできない。このまま子どもをずっと預かってほしい」と。相談員が状況を聞くと、「離婚した後、仕事もなく生活が立ち行かなくなっている。子どもは自分の思うようにはならないので、いらいらして仕方がない。頼れる親族もいない。」との訴えでした。
まず、相談者の主訴を整理しニーズを抽出したい。 ・相談者は離婚している若い2児を持つ母親。 ・仕事がなく生活が...