『仕事とセックスのあいだ』を読んで
セックスをしないから子供ができない。セックスをしないことが少子化問題が起こる大きな要因なのだ。
考えてみれば余りにも当たり前だが、逆に余りにもストレートすぎて、多くの日本人、特に若者は真剣に考えにくいテーマを扱ったのが、本書である。
本書では、セックスレスと働き方のかかわりという問題に対し、時代に先駆け問題提起を行うメディア側からのアプローチと、時代が残した実像に対し正確に分析を行う労働研究者としてのアプローチの両方向から導き出される、仕事と個人の生活の充実させるための必要な要素について述べられて...