道徳教育の研究 【2単位目】

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    資料紹介

    道徳教育の研究 【2単位目】

    1.児童の道徳性の発達について述べよ。

    2.道徳教育を成功させる方法の原理について述べよ。

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    道徳教育の研究
    【2単位目】
    (1) まず道徳性を定義するならば「社会に存在しているさまざまな規範、規準、価値などを知り、自分の考えや行動を調整していこうとする個人の特性」と規定する。この規定に基づいて道徳性を研究するには、2つの留意点がある。1つは子どもの行動や態度、心情や知識といったものの外的なあらわれと、外的には示されることのない心理的構造、精神的状況という2つの方向での認識が重要ということである。もう1つが、子どもを認識するにあたり、大人と子どもという2つの観点があり、どちらが優位を占めるかが問題となるのである。
     では、これからどのような過程を経て児童の道徳性が発達していくかについて述べていきたい。そこで道徳性に関する研究者、ピアジュの説を取り上げてみることにする。彼は道徳性の発達について、ビー玉遊びを用いて児童の実践と規則の意識を分析したのである。その結果、規則の実践では、まず願望のままにビー玉を扱うという運動的個人的な段階から始まり、自分ひとりで遊ぼうとする自己中心的段階、仲間に勝とうとしたり、相互に拘束したり、規則を統一したりしようとする初期共同の段階、そして真に規則を...

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