●(課題4)気候変化の調査法と、歴史時代の気候変化とその影響について述べよ。
まず、200万年にもわたる長期的な気候の変化を測定する手法として、深海底コアを用いるものが挙げられる。これは、海底堆積物の中の有孔虫殻の酸素同位体比値曲線によって気候変化を読み取るものであり、海水が蒸発するときに、酸素の安定同位体である重い18Oに比べて軽い16Oが先に蒸発することから、多くの海水が氷床に蓄えられている氷河期に酸素同位体比18O/16Oの値が大きくなることを利用したものである。これによって、陸上氷床量の変化を知ることができ、それに伴い、氷期と間氷期の変化を知ることができるのである。 また、降水・降雪中の酸素同位体比の値は、雨雪が生成される時の温度に依存していることから、極地の氷床の年層を決定することを可能にするほか、過去の表面海水温の変動を知ることもできる。 続いて、歴史時代など比較的最近の気候変化を測定する手法としては、年輪を利用するものが挙げられる。これは、温暖であれば年輪の成長量が大きく、逆ならば小さいということを利用したもので、例えば、「ラマルシェ」は、カリフォルニアのホワイト山脈の...
800字以内がちょうど良いと感じました。
今後の参考にしていただければと思います。