執権政治の展開について述べよ(2)

閲覧数2,992
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    日本史歴史理論

    代表キーワード

    歴史執権政治の展開

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ●課題2(執権政治の展開について述べよ。)
    鎌倉時代は、源頼朝が幕府を開いてからおよそ150年に渡って続き、1333年の(新田義貞)の鎌倉攻めによって幕を閉じた。そして、その150年の中でも、頼朝が存命中のはじめの18年を過ぎてからは、「北条氏による執権政治の体制」がとられていったのである。
    頼朝の死後において、政治体制に(宿老十三名による合議制)が敷かれていたが、そのことによって源将軍家の権力が弱体化すると、次に幕府の中で強い発言権を持ったのは、頼朝の妻(北条政子)と、その父(北条時政)であった。時政は、頼朝の第一の重臣で、その血縁から急速に勢力を伸ばしたのである。源実朝が征夷大将軍の頃になると時政は、(大江広元)とともに「政所の別当の職に就いていた」が、ここに執権政治の始まりを見ることができると考えられる。
    その後、第二代執権となったのが、時政の息子の(北条義時)・よしときである。義時は、執権としての才能にあふれており、(和田義盛)など敵対する者を排除する一方で、温情ある人間性でもって着実に勢力を伸ばし始めた。そして、この頃から「政所の別当とともに侍所の長官も兼任する」ようになり、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。