奈良時代の政治

閲覧数2,557
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    日本史歴史理論

    代表キーワード

    奈良時代の政治歴史

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ●課題3(奈良時代の政治について述べよ。)
    まず初めに奈良時代とは、710年の平城京遷都から794年の平安京遷都までを指す時代区分である。この時代の政治の最も主要な特徴は、(天武・持統・文武朝)において進められてきた律令制度が完成したことである。従来の豪族連合政権的な大和朝廷は、天皇を頂点とし、そのもとで中央豪族が中央集権国家の官僚として全国の人民を統治する支配体制が確立された時期であった。

     律令体制下の支配体制では、中央に神々の祭祀をつかさどる(神祇官)と、最高行政官庁である(太政官)の二官があり、その下に(八省)があって政務を分掌していた。各省の下には専門の職務にあたる下級官庁が付属した。さらに、外局として宮中・宮門の警備にあたる(五衛府)と、治安維持にあたる(弾正台)が置かれた。他方、各地方は国・郡・里という重層的な行政区画に整理され、それぞれ「国司・郡司・里長」が置かれた。特別行政区としての京には(右京職・左京職、難波には摂津職、九州には大宰府)が置かれた。

     官吏は家柄や能力によりその序列を示す位階を与えられ、その位階に相当する官職に任命される。こうして律令体制下の官僚...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。