私はこの春、母校の中学校で教育実習を行うことになった。まずは、実習生を受け入れてくださりこの体験の場を提供してくださった母校や学校の先生方へ、そして大学の関係者の方々へ感謝の気持ちでいっぱいである。
社会人学生として、仕事と学業を両立させることは決して楽なものではなく、私にとってこの教育実習を行うまでの道のりは長いものであった。その分、実習に対する思いも一層強いものとなっている。
教育実習は、大学で学んだ理論、専門的知識を背景に、実際に学校で教育活動を体験することを通して、教員としての能力・資質を高めることがねらいである。実習生にとっては、大学での学問研究の成果を教育の実践的体験を通じて主...