吸光光度法による解離定数の決定
BTBの吸収曲線と解離定数の測定
Ⅰ、目的
pH4.1、7.0、10.2のBTB溶液の400~700nmにおける吸光度を吸光光度法により求め、吸収曲線を作成する。
得られた吸収曲線より、解離曲線測定用の波長はどれが最適なのか考察し、解離曲線を作成、BTBの解離定数を求めることを目的とする。
Ⅱ、操作
0.05%BTB溶液10cm³を100cm³に希釈した。
pH 4.1 、 5.0 、 5.7 、 6.4 、 6.8 、 7.2 、 8.0 、 8.7 、 9.2 、 10.2 の緩衝溶液をそれぞれ10 cm³ とり、希釈したBTB溶液を5.0cm³ずつ加え、イオン交換水を加え25cm³にした。
対照セルにイオン交換水を入
吸光光度法による解離定数の決定
BTBの吸収曲線と解離定数の測定
Ⅰ、目的
pH4.1、7.0、10.2のBTB溶液の400~700nmにおける吸光度を吸光光度法により求め、吸収曲線を作成する。
得られた吸収曲線より、解離曲線測定用の波長はどれが最適なのか考察し、解離曲線を作成、BTBの解離定数を求めることを目的とする。
Ⅱ、操作
0.05%BTB溶液10cm³を100cm³に希釈した。
次に、塩基型の吸収極大波長620nmで、調製した10種類の溶液の透過率を測定した。
Ⅲ、結果
試料溶液はpH4.1のとき黄色、pH7.2のとき緑色、pH10.2のとき青色であった。
pH4.1、7.2、10.2における、波長とそのときの透過率T、透過率より求めた吸光度Aを表1に示す。BTB溶液の最終濃度は1.0×10-3moldm-3である。
表1、pH4.1、7.2、10.2における波長、T/%、Aの値
表1より、波長と吸光度Aの関係を図1に示す。
図1より、pH4.1の試料溶液の吸収極大波長は430nm、pH10.2 の試料溶液の吸収極大波長は 620 nm であるので...