心理療法について

閲覧数3,086
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     心理療法について述べよ。
     「安定とは変化することである。」と述べた人がいる。刻々と変化する現代社会、および個々人の環境に対して、調和が取れているまたは対応していけることを適応と呼び、安定とされている。しかし、逆に適応行動が取れずに反社会的・非社会的行動を取る人を不適応と呼び精神的な病気とされている。
     不適応となる原因としては、フラストレーション(欲求不満)、コンフリクト(葛藤)などのストレスが挙げられる。これらを治療するための専門分野として「心理療法」があるのである。
     心理療法は、このような精神疾患に対する処置として、クライエントの心理的葛藤を解決したり、不安を除去したり、問題行動を軽減し、人格的な発達を援助することを求められているのである。したがって、クライエントの症状のみに注目するのではなく、つねに彼の人間全体との関連性を考慮にいれ、クライエントが自分の力で問題解決へと努力してゆくことを援助していくべきとされている。そして、その対象は心に問題を持つ全ての個人であり、統合失調症(精神分裂病)、人格障害、境界例(統合失調症と神経症の中間の症状)、重度の神経症や躁うつ病など、深刻...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。