(科目最終試験)人権(同和)教育

閲覧数3,172
ダウンロード数32
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    人権(同和)教育 科目最終試験問題と解答例
    ■部落問題について論ぜよ。
     
    部落問題は、日本社会の歴史の過程で形成された身分階級構造に基づく差別により、一部の国民が経済的・社会的・文化的に低位の状態におかれ、今日もなお、自由や権利を完全に保障されていない、深刻な社会問題である。同和対策審議会答申にもあるように、人類普遍の原理である自由と平等に関する問題であり、日本国憲法によって保障された基本的人権にかかわる課題である。
     雇用面で排除されたため貧困の状態に置かれたまま放置され、居住面では劣悪な環境を余儀なくされ、結果として子どもたちに十分な教育を受けさせることができず、「差別の悪循環」を生み出した。こうした問題を解決すべく、
    ①雇用を促進し安定した経済基盤を保障すること。
    ②劣悪な居住環境の改善。
    ③同和地区の子どもたちの教育権を保障すること。
    を課題とされた。同和教育は、殊に③の課題克服を目指して取り組まれたものである。
     「寝た子を起こすな。」式の考え方も根強いのが現実である。同和問題について実態を隠すのではなく、身近な問題として捉え、実態的差別が生み出す心理的差別の解消を目指すこ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。