中央大学 生物学第一課題

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    性染色体(せいせんしょくたい)とは生物の性決定に関与することのある染色体であり、X,Yなどの記号で表す。
    性染色体は雄と雌のいずれかがヘテロ接合となる。雄ヘテロ接合型の場合、XY型とXO型があり、雌ヘテロ接合型の場合は便宜的にZW型とZO型がある。XY型はX染色体が1本だと雄性、XXと2本だと雌性を示す。主に哺乳類、昆虫類、高等植物、具体的にはヒト、ショウジョウバエ、ハツカネズミ、スイバなどが含まれる。XO型はX染色体が1本だと雄性、XXと2本だと雌性を示す。主に昆虫類モンカゲロウ、ホシカメムシ、バッタ、チャバネゴキブリ、トンボなどにみられる。ZW型にはX染色体がXXと対をなす場合に雄性、XYのときに雌性を示す。主に鳥類、爬虫類、カイコやニワトリなどにみられる。ZO型にはX染色体がXXのときに雄性、XOのときに雌性を示すミノムシやトカゲなどが含まれる。性染色体の働きとしては、人の発生に関してはX染色体の情報がとても重要であり、Y染色体のみでは発生はなしえない。精子と卵細胞の形成過程を示すとこのようになる。まず雄で精原細胞が成長期をえて一次精母細胞となり、減数分裂により、二次精母細胞(2...

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