日本型組織の問題点

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    日本型組織の問題点
    太平洋戦争が終わった1945年8月15日以降を日本では一般的に「戦後」と呼ぶが、日本人によく知られている朝鮮戦争、ベトナム戦争、そして記憶に新しい湾岸戦争、他にも日本人が関心を持たない戦争・内乱は枚挙にいとまがない。終戦から今日に至るまで戦争が無かった年はなかったのだ。第二次大戦後に発生した戦争は、すでに数百回を超えているのである。それは平均して、およそ数十日に一度の割合で戦争の幕が切って落とされているのである。極論をいえば、人類は休みなく戦争を継続してきたのである。そんな戦争からわれわれは何も学ぶことはできないのであろうか、いや学ぶべきものは必ずあるはずである。太平洋戦争ですべてを失った日本は、終戦のそのときに新たな一歩を踏み出した。目を見張る経済復興を遂げた日本だが、旧帝国海軍のような組織悪を内在的に有しているところが政治や企業の面で見られることも多い。今回のレポートではそうした企業や政治機関の「日本型」な組織の一面を考察し、改善策を提示する。
    ◎日本型経営
     第一に、日本企業の多くは専門性を意識したあまり、組織が分化しすぎてしまう傾向が見られる。組織内に「全員...

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