○美術教育の目標
教育というものは人の様々な欲求を満足(制御)させ、人として望ましい方向に成長、発達させるものであり、美術教育もその一端を担っているわけであるが、知的教育・技能教育というよりは自発的な創作を通して自由に心象を表現させ、自己実現の喜びを味あわせることによってより人間性のある人間へと成長、発達することを援助するといった意味合いのほうが強い。だから、幼児から児童期にかけては子供の創造的な自己表現活動を中心に育てることが望ましいのである。それから成長とともに自分を表現するのにそれなりの技術を必要とするので、造形性の能力を伸ばすことに重点がおかれるようになる。そして、これらの能力が生活に生かせるように導いていくことも大切であろうと思う。また、美術による道徳教育の意義(禁止などの積極的教育よりも子供たちが行為をすることによって事物を学ばせる消極的教育に意味をおく)にも注目していきたいと思う。
○美術教育の目標
教育というものは人の様々な欲求を満足(制御)させ、人として望ましい方向に成長、発達させるものであり、美術教育もその一端を担っているわけであるが、知的教育・技能教育というよりは自発的な創作を通して自由に心象を表現させ、自己実現の喜びを味あわせることによってより人間性のある人間へと成長、発達することを援助するといった意味合いのほうが強い。だから、幼児から児童期にかけては子供の創造的な自己表現活動を中心に育てることが望ましいのである。それから成長とともに自分を表現するのにそれなりの技術を必要とするので、造形性の能力を伸ばすことに重点がおかれるようになる。そして、これらの能力が生活...