1.介護保険法
【介護保険法】 2000年4月から施行。国民年金、健康保険に並ぶ、新しい保険制度。
○制度について
保険料を支払わなければならない保険加入者は原則として40歳以上のすべての人で、実際にサービスを受けることができるのは65歳以上の介護を受ける必要があると認定された人である。介護が必要かどうかの判断は、心身状況など85項目からなる調査と医師の意見にもとづいて、「要支援」から「要介護1~5」までの6段階に判定され、それに応じた金額が設定されている。 その金額の限度額の範囲で自分にあったサービスを組み合わせたケアプランを作り、それに基づいたサービスを受けることができる。 1割が自己負担となる。これまで家族が抱えていた介護の問題を社会が担うというねらいで始められた制度だが、問題点が多々ある。
○問題点
・利用できるサービスが市町村によってかなり差がある
・今まで受けていたサービスが受けられない ・短時間で多数の家庭を訪問しないと事業を続けられない
・評価の判定がうまくゆきわたっていない
・障害者施策の枠内で受けてきたサービスも、介護保険と共通するサービス(下記の表...