ディジタル回路を組み合わせ回路を作成することにより、回路の動作を確認する。また、ディジタル
IC の動作条件について調べる。具体的には TTLと CMOS についてスレッショルドレベルとファンア
ウト数を求める。
2.1 組み合わせ回路
まずはじめに、組み合わせ回路を作成する。NAND 回路の真理値表は表1のとおりである。このNAND
入力 A
入力 B
出力
0
0
1
1
0
1
0
1
1
1
1
0
表 1: NAND回路の真理値表
回路を用いて OR 回路を作成する。OR 回路の真理値表は表 2 のとおりである。ブール代数を用いれば、
NAND 回路は A と B という入力に対し論理積の否定 ¯A ¯B を返し、OR 回路は A + B を返す。
入力 A
入力 B
出力
0
0
0
1
0
1
0
1
1
1
1
1
表 2: OR回路の真理値表
次に図 1 のような回路を作成した。
図 1: NAND回路を組み合わせて作った OR 回路
この回路は A と B という入力に対し
A A
B B =
¯A ¯B = ¯¯A + ¯¯B = A + B
入力 R
入力 S
実験の目的
1
ディジタル回路を組み合わせ回路を作成することにより、回路の動作を確認する。また、ディジタル
IC の動作条件について調べる。具体的には TTL と CMOS についてスレッショルドレベルとファンア
ウト数を求める。
2
実験の原理
2.1
組み合わせ回路
まずはじめに、組み合わせ回路を作成する。NAND 回路の真理値表は表 1 のとおりである。この NAND
入力 A
入力 B
出力
0
0
1
1
0
1
0
1
1
1
1
0
表 1: NAND 回路の真理値表
回路を用いて OR 回路を作成する。OR 回路の真理値表は表 2 のとおりである。ブール代数を用いれば、
NAND 回路は A と B という入力に対し論理積の否定 Ā · B̄ を返し、OR 回路は A + B を返す。
入力 A
入力 B
出力
0
0
0
1
0
1
0
1
1
1
1
1
表 2: OR 回路の真理値表
次に図 1 のような回路を作成した。
A
B
1
2
1
2
3
_
A
1
2
3
...