経済学Ⅰ 第2分冊

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    経済学Ⅰ 第二分冊 略題(剰余価値と資本の蓄積)
    剰余価値の生産について述べた上で資本蓄積の過程およびその帰結について論ぜよ
    ※注)貨幣資本への転化を考慮しつつ、マルクスの価値論を理解した上で課題に取り組む事
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    剰余価値の生産について、まず剰余価値とはマルクス経済学の基本概念のひとつである。資本の一般的定式である「貨幣G-商品W-貨幣G´(G+ΔG)」における「ΔG」を指す。労働とは、必要労働だけでなく剰余労働からなり、この剰余労働によって生み出される。生活に必要な労働を超えた剰余労働が対象化された価値となる。
    こうした剰余労働からなる剰余価値は、労働力がその使用価値自体が価値を生み出す独特な性質を持つ商品であり、労働者の肉体から生み出されるのである。労働力商品の価値額はその再生産に必要となる労働時間によって規定される。しかし資本の生産過程において実際に支出された労働量が商品に対象化されたものとしての価値量は労働力商品の価値量を超過することになる。
    さてこの剰余価値ΔGは、労働者が自己の...

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