1.はじめに
『オロナミンC(大塚製薬)』との『プリッツ(江崎グリコ)』の広告について比較していこうと思う。この2つを比較してみようと思ったのは、『CM NOW vol.110』(玄光社)の2004年上半期ベストCMを見て、女性タレント部門1位上戸彩と2位松浦亜弥の広告にはどのような共通点があり、どのような相違点があるのか発見したかったからである。彼女らの出演している広告は何社もあるが、その中からCM部門1位である『オロナミンC(大塚製薬)』と5位である『プリッツ(江崎グリコ)』を選んだ。
2.オロナミンC(大塚製薬)
2004年オロナミンCは【あの人に会いたい編】として上戸彩を起用した。上戸彩が元気の使者として話題の人に会いに行くというストーリーで、第1弾が北海道日本ハムファイターズの新庄剛志選手。メジャーリーグから日本野球界に復帰して初CMということで話題となった。第2弾が「冬のソナタ」の主演とその大ヒットで話題となり、今の韓国ブームの火付け役となったぺ・ヨンジュン。彼もこれが日本CMデビュー作となり話題となった。またその間には上戸彩など著名人20人が選んだグッツが合計3000名に当たる「オロナミンC 元気ハツラツぅ?キャンペーン」の告知CMとしてその20人にも選ばれている華道家の假屋崎省吾と競演している。
オロナミンCは1965年に発売開始され、当時は大村崑が起用されていた。それからは巨人軍の選手達が起用しターゲットとしては、小さなお子様から年配の方までとしつつも、青年男性をメインに考えていた。同じ栄養ドリンクという製品カテゴリーにあるリポビタンシリーズ(大正製薬)やリゲイン(三共)も青年男性をターゲットとしてとらえている。そこで、「誰でも飲めるおいしい炭酸栄養ドリンク」をという原点のコンセプトに戻って、男女そして、各年代にも支持される広告をということで男性からの人気のある上戸彩を起用し、さらに、女性からの人気のある新庄やペ・ヨンジュンを起用したのである。
広告論(木曜3限)
夏期レポート課題
『オロナミンC(大塚製薬)と
プリッツ(江崎グリコ)との比較』
1.はじめに
『オロナミンC(大塚製薬)』との『プリッツ(江崎グリコ)』の広告について比較していこうと思う。この2つを比較してみようと思ったのは、『CM NOW vol.110』(玄光社)の2004年上半期ベストCMを見て、女性タレント部門1位上戸彩と2位松浦亜弥の広告にはどのような共通点があり、どのような相違点があるのか発見したかったからである。彼女らの出演している広告は何社もあるが、その中からCM部門1位である『オロナミンC(大塚製薬)』と5位である『プリッツ(江崎グリコ)』を選んだ。
2.オロナミンC(大塚製薬)
2004年オロナミンCは【あの人に会いたい編】として上戸彩を起用した。上戸彩が元気の使者として話題の人に会いに行くというストーリーで、第1弾が北海道日本ハムファイターズの新庄剛志選手。メジャーリーグから日本野球界に復帰して初CMということで話題となった。第2弾が「冬のソナタ」の主演とその大ヒットで話題となり、今の韓国ブームの火付け役となったぺ・ヨンジュン。彼もこれが日本...