93回薬剤師国家試験問130

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93回問130
抗アレルギー薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
ジフェンヒドラミンは、気管支においてヒスタミンに加えてアセチルコリンにも拮抗し、気道分泌を抑制する。
フェキソフェナジンは、ヒスタミンH1受容体を遮断するとともに、ケミカルメディエーターの遊離を阻害する。
トラニラストは、ロイコトリエン受容体を遮断し、気管支ぜん息における気道抵抗の上昇を抑制する。
スプラタストは、ヘルパーT細胞におけるインターフェロンの産生を特異的に阻害し、好酸球の浸潤を抑制する。
ラマトロバンは、トロンボキサンA2に拮抗し、アレルギー性鼻炎における鼻腔抵抗の上昇を抑制する。
  1(a,b,c) 2(a,b,e) 3(a,c,d)
  4(b,d,e) 5(c,d,e)
解答 2
○ ジフェンヒドラミンは、抗コリン作用が比較的強い第一世代のヒスタミンH1受容体遮断薬であり、気管支においてヒスタミンに加えてアセチルコリンにも拮抗し、気道分泌を抑制する。  なお、ジフェンヒドラミンは、気管支拡張作用をもつが、気道分泌抑制作用を併せ持つため、気管支喘息には適用されない。
○ 
× トラニラストは、ケミカルメディエーターの遊離を抑制するが、ロイコトリエン受容体遮断作用は無い。
× スプラタストは、ヘルパーT細胞におけるインターロイキン(IL)−4及びIL−5の産生を抑制し、IgE抗体の産生や好酸球の浸潤を抑制する。
○ 

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