私は、この犯行当時19歳の少年を無期懲役に処するべきだと思う。第一に、幼少の頃からの生い立ちをみても、両親の愛情にも恵まれずに善悪の判断を学べなかったことで判断能力が著しく乏しかったことである。第二に、事件を起こした少年は獄中に『無知の涙』という自らの生涯を綴った小説を書き、小説家からも評価され出版されるまでに至った。そして、その小説を読んで共感した女性と獄中に結婚するようになった。この小説を読んで共感を受けた人は、結婚をした女性だけではなかったことは容易に想像でき、そのような小説を書くということは、自らの犯した罪の重さを理解し、痛烈な責任を感じているであろうことからも分かる。なお、出版された本の印税を結婚相手の女性は謝罪料として被害者の家族に支払ったが、4名の内2名は受け取りを拒否した。その片方の遺族は、墓参りを受領し励ましの言葉をかけてくれ、もう一方の遺族は、死刑を強く望んでいたという。
私は、この犯行当時19歳の少年を無期懲役に処するべきだと思う。第一に、幼少の頃からの生い立ちをみても、両親の愛情にも恵まれずに善悪の判断を学べなかったことで判断能力が著しく乏しかったことである。第二に、事件を起こした少年は獄中に『無知の涙』という自らの生涯を綴った小説を書き、小説家からも評価され出版されるまでに至った。そして、その小説を読んで共感した女性と獄中に結婚するようになった。この小説を読んで共感を受けた人は、結婚をした女性だけではなかったことは容易に想像でき、そのような小説を書くということは、自らの犯した罪の重さを理解し、痛烈な責任を感じているであろうことからも分かる。なお、出版された...