93回問127
鎮痛薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
モルヒネは、下行性の痛覚抑制系を活性化し、脊髄後角における痛覚情報の伝達を抑制する。
ペチジンは、オピオイドμ受容体を介した鎮痛作用に加えて鎮痙作用をもつ。
ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体には完全刺激薬として、オピオイドκ受容体には部分刺激薬として作用する。
ナロキソンは、オピオイドμ受容体刺激作用のない麻薬拮抗薬で、過量のモルヒネにより抑制された呼吸を回復させる。
解答 2
○
○ ペチジンは、オピオイドμ受容体を刺激することで、モルヒネの1/6~1/10の鎮痛作用を示す。また、ペチジンは、アトロピン様の向神経性鎮痙作用及び、パパベリン様の向筋肉性鎮痙作用を有する。
× ペンタゾシンは、オピオイドκ受容体には刺激作用を示し、オピオイドμ受容体には遮断作用を示す。
○
a b c d 1 正 誤 誤 正 2 正 正 誤 正 3 誤 誤 正 正 4 正 正 正 誤 5 誤 正 正 誤