ゲーム理論 (囚人のジレンマ) について
~非零和ゲームにおいて自分が取った戦略についての考察~
はじめに
今回のゼミで実施した「非零和ゲーム」は、右表のような利得行列を持つ2プレーヤーによる対戦型ゲームである。それぞれのプレーヤーには、「協力」:「裏切り」という2つの選択肢があり、例えば、両者が互いに協調し合えば、共に「3」という利得を獲得する。また、一方が協調し、他方が裏切った場合には、それぞれ「0」:「5」という利得を獲得し、両者とも裏切った場合には、共に「1」という利得しか得られない。非零和ゲームの中でも、このような利得行列を示すモデルは、「囚人のジレンマ」と呼ばれ、実社会における利害対立・利害調整等を理解するうえで、有効な理論である。
前提条件・情報の整理
非零和ゲームをスタートする前段に、付与されていた条件・情報のうち、私が認識したものは、 以下の通りである。
対戦形式
ゲームは、同時試行により行われる。1ゲームの反復回数は、有限(10回)であり、全5ゲームの利得合計で競う。各ゲーム毎に対戦相手をチェンジし、同じ相手と2度対戦することはな
ゲーム理論 (囚人のジレンマ) について
~非零和ゲームにおいて自分が取った戦略についての考察~
(AAAA0000) 山田 花子
はじめに
今回のゼミで実施した「非零和ゲーム」は、右表のような利得行列を持つ2プレーヤーによる対戦型ゲームである。それぞれのプレーヤーには、「協力」:「裏切り」という2つの選択肢があり、例えば、両者が互いに協調し合えば、共に「3」という利得を獲得する。また、一方が協調し、他方が裏切った場合には、それぞれ「0」:「5」という利得を獲得し、両者とも裏切った場合には、共に「1」という利得しか得られない。非零和ゲームの中でも、このような利得行列を示すモデルは、「囚人のジレンマ」と呼ばれ、実社会における利害対立・利害調整等を理解するうえで、有効な理論である。
前提条件・情報の整理
非零和ゲームをスタートする前段に、付与されていた条件・情報のうち、私が認識したものは、 以下の通りである。
対戦形式
ゲームは、同時試行により行われる。1ゲームの反復回数は、有限(10回)であり、全5ゲームの利得合計で競う。各ゲーム毎に対戦相手をチェンジし、同じ相手と2度対戦することはな...