地球の自然環境保護

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    国際法
    地球の自然環境保護における領域使用の管理責任について論述しなさい。

    序論
    国際法上、地球上の空間は国家領域と国際領域に区別されており、国家は国際法の特別な制限が
    ないかぎり、原則としてその国家領域のすべての人と物を支配し、かつ他国の主権的権能の行使を排
    除することができる。このような包括性及び排他性を有する国家の権能を領域主義といい、国家領域と
    は国家権力が行使される場所的限界とも言える。こうした領域主義に基づく国家の権能の内容は以下
    2つに大別できる。1)国家領域内における規制機能、2)国家領域の使用の権能である。前者は、国
    家はその領域内にあるすべての人や物を規制する権能をもつ。つまり、国家領域と属地的に連結する
    一切の事柄が排他的かつ包括的に規制されると解される。これは、行政、司法等の国家権能が国家
    領域内のすべての事項につき国籍による区別なしに領域内のすべての人に対して及ぶことを意味して
    いる。一方で後者は、国家は条約上の制限がないかぎりにおいて、その領域をいかなる目的のために
    使用するかを自由に決定しうることである。この使用は処分や開発を含むが、他国の権利を害さない...

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