算数教材研究、D数量関係、式で表すこと式をよむこと、指導内容
「D数量関係」領域「式で表すこと式をよむこと」の指導内容は1年から6年までの各学年でどのようになっているかまとめなさい。
数量やその関係などを表現する方法として、図・表・グラフ・式がある。その中でも式は事柄や関係を正確に明瞭に、又一般的に表すことができる、優れた表現方法である。式には等号を含まない式と等号を含む式があり、等号を含まない式はある場面での数量についての事柄を表し、等号を含む式ではある場面での数量の関係を表している。その他に言葉の式、( )などを用いて表す式、総合式がある。式の働きは次の通りである。
ア)事柄や関係を簡潔・明瞭・的確に、一般的に表す。
イ)式の表す具体的な意味を離れて形式的に処理できる。
ウ)式から具体的な事柄や関係をよみとったり、正確に考察したりする。
エ)自分の思考過程を表現でき、ほかの人に伝達できる。
また式のよみ方としては次のような場合がある。
A)式からそれに対応する具体的な場面をよむ。
B)式の表す事柄や関係を一般化してよむ。
C)式に当てはまる数の範囲を例えば整数から少数へと拡張して発展的によむ。
D)式から問題解決などにおける思考過程をよむ。
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