日本法制史(2000字用)

閲覧数1,867
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (設題) 番号:2
     地方自治制度について、近代から現代に至るまでの特徴ならびに問題点について述べなさい
    (解答)
    1.意義
     地方自治とは、地方における政治と行政を、住民の意思に基づいて、国から独立した地方公共団体がその権限と責任において自主的に処理することである。そして、国とは独立の法人格をもった地方公共団体を設けるという団体自治と、その事務の処理を住民の意思に基づいて行う住民自治の2つの要素の結合からなる。
    2.地方自治の必要性
     歴史的には、国家の成立に先立って都市や村が存在した。そして、国家ができて以降、地方自治のあり方が問題となった。
     理論的にみるならば、近代における国民主権国家では、民主主義が基礎となっているから、団体自治を設ける必要はないことになる。現にフランスでは、地方自治は旧勢力を温存するものとして否定的に考えられていた。
    しかし、一般に近代国家では、国民主権が実際にはまだ十分には実現していないことから、強大な中央集権国家に対する対抗物として地方自治が求められてきた。また、現代国家においても、地域的な事務を処理するためだけではなく、法律上は制度化されている国民主権...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。