日本文化論【文学】(4000字用)レポート

閲覧数5,445
ダウンロード数46
履歴確認

    • ページ数 : 12ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (設題)
    紀貫之の作品と生涯について述べなさい。(2000字)
    近世の文学について概説しなさい。 (2000字)
    (解答)
    1.紀貫之の代表的な作品として、『古今和歌集』がある。これは日本文学史上で最初の勅撰和歌集であり、以後の撰集の範とされ、ひとつの歌風として永い間、信をおかれていた。明治の歌人、正岡子規が出てくるまでは、「哥の本体には、ただ古今集を仰ぎ信ずべき事なり」と藤原俊成の言葉があるように、大体これが歌壇の基調となっていた。延喜5年(905)4月18日、醐醍天皇の勅命により、紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑の四人が撰進し、延喜13年(913)頃に成立したとされている。当初の代表者は、貫之の従兄・紀友則であったが、撰進中に死亡したため、後は貫之が中心となって進めていった。これは二十巻から成り、読人知らずの歌や六歌仙(在原業平、僧正遍昭、喜撰法師、大友黒主、文屋康秀、小野小町)、撰者らおよそ127人の歌(1111首ばかり)を、四季・恋以下十三部に分類して収められており、仮名序と真名序が前後に添えられている。七五調、三句切れを主として、緑語、掛詞など修辞的技巧が目立ち、『万葉集...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。