高血圧・糖尿病レポート 9ページ

閲覧数2,994
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.はじめに
     評価・臨床実習において糖尿病、高血圧を合併する患者は少なくない。リハビリを行う際に注意する点、リスク管理について考えていきたい。
    2.糖尿病
     膵臓のランゲルスハンス島のB細胞からのインスリン分泌の欠乏や、その作用の低下(感受性低下)によって、糖質、脂質、蛋白質の代謝が障害されて、利用されないブドウ糖が血中に増加して高血糖状態となり、尿に糖が排泄され、様々な合併症を併発してくる病態が糖尿病である。その発症には遺伝的素因と環境因子が関係する。環境因子には過食、肥満、ストレス、運動不足、感染、薬物など多くの因子が相乗的に関与する。
     糖尿病患者は生活水準の向上にともなって増加しており、わが国では全人口の約5%、患者数は平成10年度には700万人に近づいていると推測され、平成6年以降には糖尿病による死亡者は毎年1万人を超えていると言われている。
     【病態】
     糖尿病はインスリンの量
    的、質的(感受性低下)不足に
    よる疾患であるが、インスリ
    ンの作用不足の病態生理は図
    ―1に示すように三大栄養素
    の代謝に大きな乱れを生じる。
    糖代謝の乱れは結果として高
    血糖をきたし、脂質、蛋白...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。