解剖学レポート 肩関節の機能解剖について

閲覧数13,409
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    運動組織自然解剖看護看護学解剖学運動学

    代表キーワード

    看護

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    肩関節の機能解剖について
    【はじめに】
     肩の痛みを考えるうえでまず基本となるのは、肩関節の機能解剖の基本的な知識である。これなくして、痛みの発生部位や機能障害の原因を突き止めることはできない。
     肩関節には、解剖学的関節である肩甲上腕関節、肩鎖関節、胸鎖関節と、機能的関節である肩峰下関節、肩甲胸郭関節、烏口鎖骨間関節の6つの関節があり、複合関節とも呼ばれている。
    【肩甲上腕関節】
     肩甲上腕関節は、肩甲骨の関節窩と上腕骨の骨頭が関節包、靭帯、筋腱により連結される真の解剖学的な関節である。骨頭関節面は半球状であり、これに対して受け皿としての関節窩は上方が狭く下方が広い洋梨のような形で、中心に向け若干くぼんでいる。関節窩の表面積は骨頭の30%にすぎず、骨性の安定性はほとんどない。これを安定化させているのが関節唇、靭帯を含む関節包、上腕二頭筋長頭腱、腱板である。
    1).関節唇
      関節唇は関節窩の全周を取り巻く線維軟骨性の組織であり、骨性関節窩の浅い凹面を深くし、表面積を大きくすることにより骨頭との適合性を良くする。上後方の関節唇は上腕二頭筋長頭腱の起始部と線維を交え、連続している。
    2)...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。