1 ナンバ歩きとは
ナンバ歩きとは、右足を出すとき右手を出し、左足を出すとき左手を出す歩き方だ。しかし、それは体をねじらず、うねらないのが基本であり、究極的には、上半身を動かさず歩く、すり足の歩き方である。空手や剣道、歌舞伎など日本古来の武術、芸能はこの動きが基本となっている。
2004年の世界陸上選手権、200mで銅メダルを取った末次信吾選手が走法に取り入れていたと大会後にマスコミを語ったことや、私立桐朋高校のバスケットボール部が受験校のため、練習時間が少ないにもかかわらず、練習にナンバ歩きを組み入れて、インターハイ出場を勝ち取っていたことなどによって注目を集めた。
明治以前の人々はこの歩き方をしていたという。明治初期に西洋式の行進の導入に伴い、歩き方が西洋の歩き方に変わっていったのだという。しかし本当にそうであったのだろうか。そしてそれはどのように西洋の歩き方へと近づいていったのだろうか。
私は、明治以前の人々がナンバ歩きであったのは間違いないと考える。しかし、現在言われているような、明治政府の行進の導入によって、明治初期頃から、ナンバ歩きから現在の歩き方に変わっていったというのは誤りであると考える。
人々の大多数がナンバ歩きから現在の歩き方に変わったのは、道路事情の変化、洋式の服装、なにより靴の普及に原因があると考える。変わった時期は、およそ100年前から8〇年前、関東大震災頃に大きく変わっていったと考える。
2 江戸時代の人々がナンバ歩きだった
絵にみられるナンバ歩き
江戸時代の人々がナンバ歩きだったと言われる根拠として挙げられる一番大きな理由は、当時の人々が残した絵である。特に、佐川急便の商標がよく根拠にあげられる。飛脚が手紙を持って走っている絵である。
日本人とナンバ歩き
1 ナンバ歩きとは
ナンバ歩きとは、右足を出すとき右手を出し、左足を出すとき左手を出す歩き方だ。しかし、それは体をねじらず、うねらないのが基本であり、究極的には、上半身を動かさず歩く、すり足の歩き方である。空手や剣道、歌舞伎など日本古来の武術、芸能はこの動きが基本となっている。
2004年の世界陸上選手権、200mで銅メダルを取った末次信吾選手が走法に取り入れていたと大会後にマスコミを語ったことや、私立桐朋高校のバスケットボール部が受験校のため、練習時間が少ないにもかかわらず、練習にナンバ歩きを組み入れて、インターハイ出場を勝ち取っていたことなどによって注目を集めた。
明治以前の人々はこの歩き方をしていたという。明治初期に西洋式の行進の導入に伴い、歩き方が西洋の歩き方に変わっていったのだという。しかし本当にそうであったのだろうか。そしてそれはどのように西洋の歩き方へと近づいていったのだろうか。
私は、明治以前の人々がナンバ歩きであったのは間違いないと考える。しかし、現在言われているような、明治政府の行進の導入によって、明治初期頃から、ナンバ歩きから...
内容がなかなか良いのにレポートの基本的なところのミスが多いのでもったいない。