骨髄穿刺(BMP:bone marrow picture)
目的
血液疾患の診断
疾患の経過、治療に対する反応の検討
原発性、転移性の腫瘍、感染症、肉芽腫性疾患の診断
細菌、その他の病原体の分離、同定
適応
悪性貧血、再生不良性貧血、白血病、血小板減少症紫斑病、脾腫、感染症など
禁忌
血友病と、その類似疾患
合併症
骨髄炎
出血性素因患児は、出血、血腫形成
穿刺針の刺入により、重要臓器の誤穿刺
必要物品
ワゴン、小デッキ1枚、穴あきデッキ1枚、骨髄穿刺針、注射器(5ml:1本、10ml:1~2本)、注射針(23G:麻酔用 、21G:麻酔用、18G:皮膚切開用、各1本ずつ)、局所麻酔薬(0.5%キシロカイン液1本)、へパリン、皮膚消毒薬(イソジン、ハイポアルコール)、滅菌ガーゼ(4つ折、8つ折)、圧迫ガーゼ(コロ)、テープ、セッシ、滅菌ゴム手袋(医師用)、検血用容器
方法
1.事前の準備
患児および家族に検査についてわかりやすく説明し、了解を得る。
特に禁食の必要はないが、鎮静剤を使用する場合は2時間前から禁食とする
排尿をすませておく。
必要物品をワゴン...