不整脈の薬
今回は、不整脈とその薬について説明してみます。まず、“不整脈とは何か?”という点ですが、これは文字のとおり脈拍が不整ということで、漠然としていますね。また、不整脈の薬物治療というのは本当に難しくて、仮に不整脈があったとしても、それを治療する方がいいのか、あるいは放っておいた方がいいのかが、まず大きな問題点になります。今、これを読んでいるあなたが、胸に手を当ててみても、「おいおいちょっとおかしい…」なんて方がみえるのではないでしょうか?。そのことを考え出すと、またドキドキして余計おかしくなってしまったりして…。でも、大抵の場合は問題がないものなのです。 「でもでもっ、脈が不整なんだぜ!」 …と言われるかもしれませんね。確かにそうなのですが、それは病気としての不整脈に相当しない、あるいは治療を必要としない不整脈ということなのです(何じゃ~)。のっけから話をややこしくしていますが、少しずつひも解いていきましょうね。 不整脈は大きく分けると刺激生成の異常と刺激伝導の異常に分けられます。まずはこの刺激生成及び伝導のメカニズムについて、簡単に説明していきましょう。 その前に基本的な心...