胎児心拍モニタリング(NST:ノンストレステスト)
対象
スクリーニング:妊娠34週~
ハイリスク妊娠:妊娠31週~
切迫早産、前期破水、子宮内胎児発育遅延、妊娠中毒症等の症例では更に早期より
目的
子宮収縮等のストレスを胎児に付加することなく、分娩監視装置により、胎児心拍数、子宮収縮ならびに妊婦胎動自覚を記録し、正常胎児では胎動によって心拍数の増加を認めるが、何らかの原因で心拍数増加が減少・消失することを利用した検査である。胎動に一致する一過性頻脈(acceleration)の有無のみでなく、胎児心拍数基線(FHR-baseline)、胎児心拍数基線変動(FHR-baseline v...