人工呼吸器
目的
術後の呼吸管理
呼吸不全状態にある患者の呼吸管理
対象
心臓大血管手術の患者
呼吸不全状態にある患者
深麻酔後の患者
合併症
圧損傷 気道もしくは肺胞が過伸展をおこし、破れることがある。具体的には気胸、 皮下気腫などがある。最高気道内圧が高い症例では、注意が必要である。
循環抑制 胸腔内圧の上昇により、心拍出量が減少する。具体的には血圧低下、脈拍上昇、尿量減少などがある。
消化管出血 ストレスにより、潰瘍を生じることがある。
必要物品
サーボベンチレーター、アンビューバック、アンビュー用酸素、吸引セット(注射用滅菌蒸留水500mlを2本、エタノールワッテ、サクションチューブ、セッシ1本、キシロカインスプレー1本、ディスポ手袋)、エアーフィルター、SATモニター、聴診器、カフのair注入用注射器(グリーン10cc)
方法
事前の準備 指示された設定にセットし、必ずテスト運転をする。その際、以下の点をチェックする。
人工呼吸器のチェック
人工呼吸器の設定値が指示通りかどうか。
流量計・気道内圧計の針がスムーズに動いているか、異常な振れはないか、デジ...