真菌検査(直接鏡検法)
目的
病巣部(鱗屑、水疱膜、爪、毛髪等)から真菌を証明し、診断を確定する。
対象
白癬が疑われる患者
必要物品
スライドガラス、カバーガラス、KOH液(10~20%苛性カリ,ジメチスルオキシド)検体採取用具(爪切り、メス、小セッシ、眼科用剪刀)アルコールランプ、アルコールワッテ、顕微鏡
方法
患者に検査する趣旨を説明する。
必要時、看護婦は患者の患部を固定する。
医師は検体採取用具で病巣材料を採り、スライドガラスにのせる。
検体の上にKOH液を1~2滴滴下し、カバーガラスで覆う。
検体が十分に透徹されるまでアルコールランプの遠火で温める。
医師は検...