新生児輸液療法
1.末梢輸液
目的
循環動態の安定
体液バランスの保持
栄養の補給
薬剤投与
対象または適応
経腸栄養の確立まで
定期的に静脈内への薬剤投与を必要とする場合
2000g未満の低出生体重児
合併症があり経口投与が不適当な児
必要物品
輸液セット、24Gオプティバ針、18Gディスポ針、三方括栓(2連式、L型)、
5%ブドウ糖液、指示薬剤、注射器(20ml、50ml)、シーネ、駆血帯
エクステンションチューブ3本、紙判創膏、アルコール綿、検血ガーゼ
手順
医師指示書で薬剤を確認し準備する。
指示通り注射器を作成する。
注射器にエクステンションチューブ、三方括栓(2連式)、エクステンションチューブ、三方括栓(L型)、エクステンションチューブの順につなぎ、液を満たしておき、シリンジポンプにセットする。
ボトルに輸液セット(小児用)を取り付け、先端まで液を満たし、ルートの2連式三方括栓の所につなげ、滴下を確認できるようにする。(図1)
刺入部を固定するものとルートを固定するものの2種類の紙判創膏を切って用意しておく。
医師が血管確保したら、ルートの...