心電図モニター
目的
心電図モニターとは、少ない電極を装着し、患者の心電図を長時間モニタリングするための機器である。12誘導心電図に比べて、3点誘導を用い心電図波形は1つしか見られないが、電極の装着部分によっては患者の観察に必要な波形を選択することができる。3点誘導は+極、-極、アースの3点である。+極から-極へ向かって心臓の電気的変化を見る。心電図モニター機器の種類には、患者の側ですぐに心電図の観察ができるベットサイドモニターと、患者の行動に制限のかからないテレメーター、有線式・無線式、そして検査を目的として使用する特殊な心電図モニターとがある。
不整脈監視
術中、術後の観察
病状の経過および薬剤の影響などを知る
器質的心疾患やそれ以外の疾患で、心筋に及ぼす影響の観察
虚血性変化(ST変化)
伝導障害
電解質異常
救急蘇生中および蘇生後の観察
必要物品
セントラルモニターおよびベットサイドモニター、電極(マグネットローデ、バイオレクト10、ペースト付銀/塩化銀電極)、有線方式のとき接続コード・入力箱、無線方式のときテレメーター心電計送信器、アルコール綿
方法
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