上部消化管内視境検査
目的
食道、胃、十二指腸の直視下観察、撮影、生検による診断及びその程度を知る
適応
上部消化管に病変の存在が疑われる症例すべて
禁忌
重篤な心疾患、呼吸機能障害のある患者
腐食性食道炎などの高度の消化管炎症を有する患者
高度の咽頭部疾患患者
全身衰弱が著しい患者
合併症
1.前処置によるもの
咽頭麻酔時のキシロカインショック
自律神経遮断薬による口渇、動悸、排尿障害、視力障害など
2.検査に伴うもの
消化管損傷、穿孔
生検、ポリペクトミーなどによる出血
過換気症候群
誤飲性肺炎
必要物品
ガスコンドロップ、キシロカインビスカス、8%キシロカインスプレー、膿盆、防水紙、吸痰チューブ、吸引器、カメラ、フィルム、ネームペン、内視鏡、レンズクリーナー、キシロカインゼリー、マウスピース、絆創膏、送水タンク、ゴム手袋、ガーゼ、ティッシュペーパー、2ml注射器1本、5ml注射器1本、20ml注射器1本、医師の指示による前投薬(ブスコパン、硫酸アトロピン、グルカゴンG、ホリゾン、ドルミカム等)、救急薬品、救急セット
方法
1.事前の準備
検査前日の...