放射性ヨード(I-131)治療時のヨード禁食について
目的
ヨードはホルモン合成のため甲状腺に摂取される性質をもつ。放射性ヨード(I-131)も同様に甲状腺に取り込まれる。そのため食物のヨードを制限し、材料を断ち、さらに甲状腺ホルモンそのものも中止し、疾患に取り込まれるヨードが放射性ヨード(I-131)だけになるようにするために、ヨード禁食が必要となる。この状態で放射性ヨード(I-131)を服用すれば、効率よく薬が疾病に集中することになる。
対象
甲状腺癌術後の放射性ヨード(I-131)大量治療目的の患者
注意事項
入院時、ヨード禁食やチロナミン8甲状腺ホルモン)服用中止が守られている...