副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF:dorticotropin releasing factor)テスト
目的
CRFは、下垂体に直接作用してACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を刺激する。下垂体疾患ではACTHの直接刺激試験として行われる。副腎不全では原発性(アジソン病)、中枢性(ACTH単独欠損症)の詳細な検討のため、副腎皮質機能亢進症(広義のクッシング症候群)では、クッシング病(下垂体腺腫)とクッシング症候群(狭義)の鑑別の一つとして利用される。原発性アルドステロン症では、ACTHを介するアルドステロン分泌動態の検討のために用いられる。
対象
下垂体疾患、副腎不全、副腎皮質機能亢進...