障害受容プロセスについて

閲覧数7,884
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.障 害受容プロセス
    障害受容プロセスには諸説があり、研究者によつて整理や表現の方法が異なって
    いるが、ここでは6ruendemanがEngelの悲嘆過程を用いて四肢切断などの身体喪
    失の問題を検討しているものをあげる。ここで重要なことは、患者は各段階を進む
    中で生じる怒り、苦痛、抑うつ、その他の感情を他者に表現することによつて気分
    を楽にすることが大切であるため、看護者はこの点をよく理解しておく必要がある
    ということである。また、このプロセスはどのような発症形式のものにもあてはま
    るが、とくに慢性関節リウマチのように慢性疾患の病状の進行に伴い回復不能の機
    能障害をきたす場合にはこのプロセスを何回か繰り返すことになる。
    1.1.第一段階 :喪失への恐れ
    身体喪失の後に即座に起こる反応は、ショックと否認である。この段階は数分間
    から数日続き、患者はほとんどの場合否定的な反応を示す。この段階では、患者は
    単に限られたものを失うだけでなく、その人の将来性までも失うことを恐れ、悲嘆
    反応を示す。Peter Marrisによれば、悲嘆の強さはその崩壊と困惑の度合いに関
    係するものである。悲嘆は

    タグ

    社会障害問題運動援助生活精神身体仕事看護看護学

    代表キーワード

    看護

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1 . 障 害受容 プ ロセス
    障害受容 プロセスには諸説 があ り、研究者 によつて整理や表現 の方法が異 な って
    い るが、 ここでは 6 r u e n d e m a n がE n g e l の悲嘆過程 を用 いて四肢切断な どの 身体喪
    失 の 問題 を検討 しているもの をあげる。ここで重要 な ことは、患者 は各段階 を進む
    中 で生 じる怒 り、苦痛、抑 うつ 、その他 の感 情 を他者 に表現す る ことに よつて気分
    を楽 にす る ことが 大切であるため、看護者 は この点 をよ く理解 してお く必要が ある
    とい うこ とである。また、この プ ロセスは どのよ うな発症形式 の ものにもあてはま
    るが、とくに慢性関節 リウマ チの よ うに慢性疾患 の病状の進行 に伴 い回復不能 の機
    能障害 をきたす場合 には この プ ロセス を何 回か繰 り返す こ とになる。
    1 . 1 . 第 一段階 : 喪 失 へ の恐れ
    身体喪失 の後 に即座 に起 こる反応 は、シ ョック と否認 である。この段階は数分間
    か ら数 日続 き、患者 はほ とん どの場合...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。