87回問2
原子の構造に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
殻において、主量子数がnの殻には電子がn2個まではいれる。
原子核は2種類の粒子からなるが、そのうち正電荷をもつものを陽子、電気的に中性なものを中性子とよび、陽子と中性子の重さはほとんど同じである。
方位量子数l=0の軌道は1個であるが、l=1の軌道は2個の軌道からなる。
0族元素の最外殻電子はHeを除き、化学的に安定なs2p6の電子配置をもっている。
1(a,b) 2(a,c) 3(a,d)
4(b,c) 5(b,d) 6(c,d)
解答 5
× 殻において、主量子数がnの殻には電子が2n2個まではいれる。
○ 陽子:1.673×10-24g 中性子:1.675×10-24 g
× 方位量子数l=0の軌道は1個であるが、l=1の軌道は3個の軌道からなる。一般に方位量子数(l)の軌道の数は(2l +1)個である。
○ 0族元素とは、希ガスのことであり、He以外の希ガスは、s軌道に2個の電子、p軌道に6個の電子をもっており化学的に安定である。