近年、ちゃぶ台が若者の間で人気を集めている。アンティークな家具として魅力を感じるからなのだろうか。現に、一人暮らしの私の部屋にも存在している。ラウンド型と木の質感はあきることなく生活にすんなりとなじみ、使い始めたとたんに離れなれなくなる。ちゃぶ台の生み出す安堵感で消化まで助けられているかもしれない。
一部で人気を集めているちゃぶ台だが利用している家庭はまだまだ少ないように見える。家庭における食空間もアメリカ的なファミリーの憧れから洋食の定着と共に洋風に移行し、明るくて開放感が魅力的なダイニングルームが浸透し、食卓ももちろんそれにみあうダイニングテーブルが需要される。しかし、そのような中でちゃぶ台が回帰しているというのはどういうことだろうか。
ちゃぶ台は、多人数が場所をとらず効率的に食事ができるテーブルである。円形であるがゆえに家族みんなの顔が見え、集まった者がみな平等となり自然に団欒が生まれる。
しかし、今日の食事情からはその様な食事風景が戻るのは難しいと思われる。街へでれば至る所に好みの食事と、母親代わりの手厚いサービスが待っている。面倒な料理や後かたずけは一切無用だ。
ちゃぶ台から見える食
近年、ちゃぶ台が若者の間で人気を集めている。アンティークな家具として魅力を感じるからなのだろうか。現に、一人暮らしの私の部屋にも存在している。ラウンド型と木の質感はあきることなく生活にすんなりとなじみ、使い始めたとたんに離れなれなくなる。ちゃぶ台の生み出す安堵感で消化まで助けられているかもしれない。
一部で人気を集めているちゃぶ台だが利用している家庭はまだまだ少ないように見える。家庭における食空間もアメリカ的なファミリーの憧れから洋食の定着と共に洋風に移行し、明るくて開放感が魅力的なダイニングルームが浸透し、食卓ももちろんそれにみあうダイニングテーブルが需要される。しかし...