公民科指導法Ⅱ

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    「公民科の科目である「倫理」「政治経済」教授の課題について述べよ。」
    近年、社会状況が大きく変化する中で、21世紀を生きる人材を育てるため、豊かな人間性を育み、生徒一人ひとりの個性を生かすとともに、十分に能力を伸ばす新時代の教育のあり方が問われている。
     平成8年7月、中央教育審議会答申において、今後の学校教育のあり方として、「ゆとり」の中で自ら学び考える力など「生きる力」を基本に、教育内容の厳選と基礎・基本の徹底を図ること、一人ひとりの個性を生かす教育を推進し、豊かな人間性とたくましい体を育む教育を改善する。また横断的・総合的な指導を推進するため、「総合的な学習の時間」を設置して、完全学校週5日制の導入などが盛り込まれた。
     高等学校の学習指導要領は平成11年に改訂され、平成15年4月から年次進行により段階的に適用された。新学習指導要領の「政治・ 経済」では、平成14年度から実施する完全学校週5日制を円滑に実施するために、教育内容を大幅削減するとともに、「学校裁量の時間」(ゆとりの時間)を正式に廃止し「総合的な学習の時間」を創設することを提起した。「改善のねらい」の一つとして、「自ら...

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