第1章 カルスからの再分化系の確認
第1節 カルス誘導
第1項 材料および方法
材料
Pelargonium×domesticum“Fleecy Cloud”(2n=44)〈図1・A〉の第2、第3展開葉の葉柄を用いた。
方法
カルス誘導の実験は以下の方法で行った。
? 温室において、“Fleecy Cloud”の第2、第3展開葉をメスで切り取る。
? 採取した展開葉を流水で洗浄する。
? 葉柄を葉身と葉柄部分に切り分け、1000倍希釈したオスバンで洗浄する。
? ガラスビーカーに70%エタノールを約100ml入れ、10秒間葉柄を浸漬し、表面殺菌を行う。
? ガラスビーカーに10%の次亜塩素酸ナトリウムを約100ml入れ、Tween20を2,3滴加え、10分間葉柄を浸漬する。
? ?をクリーンベンチにいれ、滅菌水で3回すすぐ。
? オートクレーブで滅菌したろ紙で十分に水分を取る。
? 葉柄の両端をメスで切り取り、PVP 0.1mg/l、NAA 2.0mg/l、BAP 2.0mg/lと基本MS培地〈表.1〉を添加した試験管培地へ差し込む。
? 25℃明所の培養室で培養し、外植片のカルス化を観察する。
第2節 再分化実験
第1項 材料および方法
材料
本実験には、Pelargonium×domesticum“Fleecy Cloud”のカルスを用いた。
方法
再分化実験は以下の方法で行った。
NAA 2.0mg/l、BAP 1.0mg/lの基本MS培地で維持されているカルスを用いて行う。
1.シュート形成
?NAA 0.1mg/l、BAP 1.0mg/lの基本MS培地にカルスを置床する。
?25℃明所の培養室で培養し、シュートの形成を観察する。
2.シュート伸長
?NAA 0.1mg/l、BAP 0.1mg/lの基本MS培地に継代する。
?25℃明所の培養室で培養し、シュートの伸長を観察する。
3.ルート誘導・伸長
?NAA 0mg/l、BAP 0.5mg/lの基本MS培地に継代する。
?25℃明所の培養室で培養し、ルートの誘導・伸長を観察する。
第1章
カルスからの再分化系の確認
第1節 カルス誘導
第1項 材料および方法
材料
Pelargonium×domesticum“Fleecy Cloud”(2n=44)〈図1・A〉の第2、第3展開葉の葉柄を用いた。
方法
カルス誘導の実験は以下の方法で行った。
温室において、“Fleecy Cloud”の第2、第3展開葉をメスで切り取る。
採取した展開葉を流水で洗浄する。
葉柄を葉身と葉柄部分に切り分け、1000倍希釈したオスバンで洗浄する。
ガラスビーカーに70%エタノールを約100ml入れ、10秒間葉柄を浸漬し、表面殺菌を行う。
ガラスビーカーに10%の次亜塩素酸ナトリウムを約100ml入れ、Tween20を2,3滴加え、10分間葉柄を浸漬する。
⑤をクリーンベンチにいれ、滅菌水で3回すすぐ。
オートクレーブで滅菌したろ紙で十分に水分を取る。
葉柄の両端をメスで切り取り、PVP 0.1mg/l、NAA 2.0mg/l、BAP 2.0mg/lと基本MS培地〈表.1〉を添加した試験管培地へ差し込む。
25℃明所の培養室で培養し、外植片のカルス化を観察する。
第2節 再分化実験...