美術概論I

閲覧数2,051
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「美術嫌いになる原因を具体的事例からさぐり、楽しい・わかる・できる授業を通して好きにさせるための手立てを、学習指導要領の目標及び内容・方法と関連づけて述べなさい。」
     はじめに「美術の教育」と「美術による教育」の違いについて考察する。その違いからも「美術嫌いになる原因」が生まれているからである。
    「美術の教育」とは、美術表現の様式や技法の習得、または美術を理解するために必要な知識を獲得することを目標としている。すなわち知識や技術の伝達を主目的としている。それに対し、「美術による教育」は、美術のもつ教育的な意義に着目し、美術の活動を通して人間形成を図ることが目標となっている。そして、現在の学習指導要領の図画工作の目標の一つに『表現及び鑑賞の活動を通して、つくりだす喜びを味わうようにするとともに造形的な創造活動の基礎的な能力を育て、情操を養う』と記されている。この考え方としてとらえられるのが「美術による教育」である。つまり、「美術による教育」の過程として「美術の教育」がある。
    しかし、以前は写実的な表現が最も優れたものであると考え、可能な限り対象をよく見て、正確に再現するという「美術の教育...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。